『妄虎千夜一夜物語』

 「妄想は忘れた頃にやってくる」
 「助っ人は忘れたほうが丁度いい」
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シーズンが開幕して、リアルなタイガースの前にしばし妄想は霞んでしまうようです。 でも、そんな時も“妄想菌”はしっかり養分を蓄えているのです。いずれ訪れるかもしれない湿りっぱなしの季節に備えて、じわりじわりと……。

〜妄虎千夜一夜委員会〜

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第六話 某大型書店にて
文芸書コーナーの主任は何処いった?

あ、そこにいたのか。
ちょっと君、文芸書の平積みのレイアウトを変えてもらいたいんだ。
その「新・独白するユニバーサル横メルカトル」を右に寄せて、
そのとなりに、この「物言えば唇厚し」のハードカバーをバーンと、
四列くらいで平積みしてもらえるか。急いでだ。
明日、岩保先生のサイン会があるからね。
粗相のないように、ディスプレイするんだよ。
手書きPOPも用意してくれ。文章はこうだ。

『売れてます!「新・独白ユニバ」を超えるホラーミステリー。今年度最大の問題作!』

POPは派手なパステルカラーで頼むよ。
そういうことにうるさい先生だから。
そうだキミ。ふじもと君だっけ?
君の祖父、元・阪神タイガースの内野手とか言ってなかったっけ?



あ、店長。お呼びですか?
…そうですか。「物言えば唇厚し」を。どーんと。四列で。
POPもですね。はいわかりました。
しかし店長。あの小説は一応歴史小説なんですが…。
そうですか。ホラーミステリーで良いと。
はい。分かりました。
私の祖父ですか?ええ、確かに阪神の選手だったんですが、
同じ藤本でも藤本勝巳の方です。
ですから祖母は島倉千代子になります。
え?ええ、たしかに二人の間には子供がいないということになってます。
ですから父は隠し子ということになるんでしょうかね。
ええ、祖父に育てられたみたいですよ。
本人も高校通いながら祖父のスナック手伝ってたようで。
母親には会ったこともないそうです。
そらそうですよね。
あ、店長、このことはくれぐれも内密に。芸能界の歴史が変わってしまいますので。
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