『妄虎千夜一夜物語』

 「妄想は忘れた頃にやってくる」
 「助っ人は忘れたほうが丁度いい」
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シーズンが開幕して、リアルなタイガースの前にしばし妄想は霞んでしまうようです。 でも、そんな時も“妄想菌”はしっかり養分を蓄えているのです。いずれ訪れるかもしれない湿りっぱなしの季節に備えて、じわりじわりと……。

〜妄虎千夜一夜委員会〜

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第一話 歴史の授業
はい、ええか。
ほな授業始めるぞ。
えーと。
前回はどこまでやったかいな。
あ、そうか。岡田彰布政権誕生までやったな。
えー、教科書の179ページやぞ。

はい静かに。やかましぞ。

えー岡田政権の特徴言うたら…、特徴言うたら?
はいなんやった?
ふたーつあったな。
…そーお。一つは「どんでん兵」やな。
えー前回はこの「どんでん兵」について説明しました。
したなあ?したで。もう二回も言わへんで。な。

ここは間違いなくテストに出るトコやからな。よー復習しとけよ。

それからもう一つ…。
岡田政権の特徴のもう一つ。
それが?
それが?
はいそう。「丸投げ政治」です。
ひとたび試合が始まると、後はすべて選手任せ。
これが…、
これが…、
はい、そこ、静かにせーよ。
これが岡田政権のふたーつめの特徴です。
ええかあ。
「丸投げ政治」。
あ、まぶしかったらカーテン閉めてや。

この。えー、この丸投げ政治に大きく貢献したと言われているのが。
言われているのが?
…そーうやな。
「三大老」やな。
きみ、よー予習しとるな。
えー「三大老」。
え、まず一人目が。
一人目が…、金本知憲。やな。
読み方は「かねもとともあき」やぞ。
たまに「かなもととものり」と読む人がおるけどな。間違いやぞ。
この金本知憲が、攻撃の要。

次に。
…次に。守備の要と言われたのが。
…言われたのが?
そやな。矢野輝弘やな。
これも。
これも読み方は「やのあきひろ」やぞ。
てるひろちゃうぞ。な。ええか。
えー、この矢野輝弘が守備の要。

そしてもう一人。投手の要。
…投手の要が?
そーや下柳剛やな。

金本知憲。矢野輝弘。下柳剛。
この3人のことを。
ことを「三大老」と言う。…と言う。な。
この三大老は、みな同い年やった、同い年やったと言われてます。
選手からの人望だけでなく?
だけでなく。
ファンからの人気もすさまじいものだったと言われてます。
たとえば?
たとえば下柳剛。
彼には?
彼にはこんな歌があった。こんな歌があった。
はいちょとそこさっきからやかまし。
ええか。ここ試験にでるぞ。
はい、えーこんな歌があった。

「やなぎのしたに犬がいる。だから下柳。これでいいのだ、これでいいのだ」

えー残念なことに、現在はメロディが遺っていませんが、
平成時代の人はみんなこの歌を歌っていた、という記録がちゃあんと残っています。
歌というと。
歌というと。
ええか、歌というと。金本知憲にも、こんな歌がありました。
えー、残念ながらこちらもメロディは遺っていません。
えーと。

「電話してちょうだい。もっともっとかねもっと。もっと」

なぜ金本知憲に電話をしてもらいたいのか。
もらいたいのか、それは。
それはよくわかりませんが、当時はこれもみんな歌っていたそうです。
えー矢野の歌は現代まで伝わっていませんが。
いませんが。
おそらく何らかの歌があったということは、これは定説です。

えー。まあ何にせよ。
何にせよこの三大老が、当時の岡田彰布政権で。
岡田彰布政権で、実質的な権力を握っていた、と言われています。
で。で。その下にいたのが。いたのが。五奉行です。
五奉行。な。
まあ、こっからはテストには出せへんけどな。
出せへんけど、まあ、一つの教養として知っとって損はないわな。
五奉行というのは。
えー、檜山進次郎、片岡篤史、今岡誠、赤星憲広、藤川球児の五人やな。
えー。このいわゆる「三大老五奉行体制」によって。
によって。
平成時代の阪神は安定期を迎えることになります。

えー、ところが。
ところが。
この体制に反旗を翻したのが?
翻したのが?
これは知らんか。誰も知らんか?
えーこの体制に反旗を翻したのが。
五奉行の一人、今岡誠です。
二〇〇七年、突如として、
「かなもっさんにはついて行けません」
という言葉とともに反旗を翻すわけで……。

そこさっきから何ごちゃごちゃ言うてんねん!
先生の授業がつまらんねやったら、出て行け!
義務教育ちゃうねんぞ!

…はいええか。ちゃんと聞いてくれよ。ええか。
どこまで行ったかな。ああ、今岡の乱やな。

あーもう時間なくなってもうたな。
えー、そしたら、次はこの「今岡の乱とどんでん兵の崩壊」。
教科書の183ページからやな。
こっから続きやるからな。
予習しといてくれよ。

あ、あとこの今岡の乱の事情については、
岩保虎夫が「物言えば唇厚し」という小説で詳しく書いてるから、
興味のある人は読んでみてください。よーできた小説です。


はい。えー、後10分やな。ほないつもの小テストやるで。
教科書、机の中にしもて。


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